悲しみを乗り越えるための/6つのアドバイス

この段階を通りすぎるためには、何が起こったのかを受け入れることが大切です。失った人が家族であれだれであれ、あなたには幸せでいてほしいはず。できるだけ忙しくし、家族や友達と過ごす時間を持つようにしましょう。
悲しみを乗り越えるための/6つのアドバイス

最後の更新: 08 5月, 2019

私たちが人生において出会う最大の試練のひとつは、愛する人を失った悲しみを乗り越えて生きていくこと。
愛する人の肉体がこの世に存在しないと受け入れることは容易ではなく、心が混乱して、長いこと鬱(うつ)と悲しみに陥ってしまうケースもあります。

愛する人の死にどう対処していくかには個人差がありますが、 サポートネットワークを持つことが、悲しみを乗り越えるための鍵となるといえるでしょう。

まわりの人たちに支えられ、健康的なライフスタイルを維持していくことが、悲しみを乗り越えるために役立つと言われています。

もちろん、大切な人を失う悲しみや衝撃の大きさには個人差があるため、回復までの時間もそれぞれの性格などによって異なります。

大切なのは、悲しみは心と身体の症状となって現れる、ということ。

悲しんでいる人は、過度の疲労感・食欲不振・性欲減退などを体験するのがふつうです。

悲しく落ち込んでいるだけではなく、うつ症状をはじめとする心身の症状が現れている時は、心のケア専門のセラピストに相談し、専門家のサポートを受けることが大切です。

今回は、愛する人を失って嘆き悲しんでいる方のための、正常な生活のリズムを取り戻すのに役立つアドバイスをご紹介します。

時間

時間は悲しみを乗り越えるために必要不可欠です。

「故人は帰ってこない」

「残された人たちは自分の人生を生きていかねばならない」

という考えを受け入れるまでの時間と受け入れ方には個人差がありますが、この事実を受け入れる必要があることを理解してください。

こちらの記事もご参考に:愛する人を今大切にしましょう

悲しんでもいいということを受け入れる

2-涙

喪失のあとに感じる心の痛みを避けることはできません。

痛みと共にさまざまな感情が入り乱れ、心だけでなく身体の具合も悪くなることがあります。

しかし、これは回復への正常な過程であり、時間をかけて少しずつ克服してゆけるものなのです。

このつらい段階を過ごす間、だれかを責めたり、自分の気持ちを抑えたりすることのないように気をつけましょう。

感情を表現する

愛する人の不在が引き起こす心の痛みを分かち合ってくれる家族、友人、そしてパートナーがいます。

誰かに話し、それを聞いてもらうということで、愛する人を失ったことを受け入れ、悲しみではなく幸せだった思い出を胸に抱いて新しい一歩を踏み出すことができます。

しかし、悲しいという感情を自分の中に抑えて誰にも話さずにいると、悲しみがますます大きくなり、支えてくれる人たちが離れて孤立してしまうこともあります。

自分の心を解放して、感情を表現するように心がけてください。

こちらの記事もご参考に:ストレス解消効果のある女友達との時間

人生は続いていくということを思い出す

3-喜び

だれかを失うというのは辛い体験であり、生きていこうという意欲まで奪ってしまうかもしれませんが、現実には人生は続いており、あなたを必要としている人がいます。

いつもあなたの最善を望んでいた故人のことを考え、自分の力で幸せになる道を探しましょう。

新しい趣味やアクティビティを見つけたり、家族や友達と時間を過ごしたり。

そして何か新しいことを「故人のために達成して捧げる」ことで、うつ状態や深い悲しみから回復して乗り越える手助けとなるでしょう。

自分と家族の健康を大切にする

愛する人を失った深い悲しみと痛みが原因で、正しい食生活・規則正しい運動・生活の質を向上させる健康的な生活習慣など毎日の生活における大切な要素を忘れることがあります。

家族との時間を大切にしたり、自分の周りの人と自分の健康に気を配る生活で、忙しい毎日を過ごすことをお勧めします・

健康的な食生活や自分のライフスタイルなどを取り戻すことは、うつ状態を軽くし、深刻な病気を避けるのに役立ちます。

家族を支える

4-家族

喪失感に苦しんでいるのはあなただけではなく、あなたの家族または友達もサポートが必要であるかもしれないことを覚えておきましょう。

誰かの支えになることで、あなた自身も悲しみから回復していきます。

心に永遠に生きる故人との幸せで楽しいひとときを共有し、思い出を語るのも良いでしょう。

辛い日々の中でも心の扉を閉ざさず、周りの人と助け合い支え合って生きていくことをお祈りしています。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。