痛みやガンに効果がある/ターメリック

私たちの健康に素晴らしい効果をもたらしてくれるターメリック。日常的に摂取してみてはいかがでしょうか。
痛みやガンに効果がある/ターメリック

最後の更新: 08 12月, 2018

ターメリックはアジアン文化ではよく使われている香辛料の一種で、カレーによく使われています。味や色で料理に彩を添えるだけでなく、酸化防止効果、抗炎症効果、抗癌性、抗うつ性効果があります。今回は、ターメリックには他にもどのような効果があるのかご紹介します。

 

ターメリックは生姜と同じ科の香辛料です。よく使われる部位で薬用効果があるのは茎の部分です。歴史的にみれば東洋で使われていたものだということになっていますが、調べてみると西洋でも使われていたことがわかっています。

 

ターメリックの効果

・抗がん性効果

抗がん性物質を多大に含み、腫瘍の成長スピードを抑制し、がん治療の薬を服用している場合にはその薬による副作用を和らげる効果があります。

抗炎症効果

高い抗炎症効果があるので、リュウマチ、線維筋痛症、慢性的な疲労による痛みに悩まされている方に勧められています。また、泌尿器系や呼吸器系の炎症にもとても効果があります。

・抗酸化防止効果

体内の細胞を酸化させて老化を促進させるフリーラジカルによる効果を中和します。

・消化

食欲を増進させる効果があり、消化効果を促進させます。また胃炎、潰瘍、胃酸などに対抗します。

肝臓や小胞を保護する

肝硬変や黄疸などの肝臓の病気を改善したり、胆石を防いでくれます。

・抗うつ性効果

様々な研究で、ターメリックは自然抗うつ薬として機能するのでストレス状態に対抗できると証明されています。

感染症と戦う

抗細菌性と殺菌性があるので、感染症に抵抗することができます。

 

どうやって摂取すればいいの?

前述の様々な効果を得るためには、日常的にターメリックを摂っていかなければなりません。エキス、錠剤、カプセルタイプのもので摂取したり、日常の食生活に取り入れることもできます。

料理に使う場合は、ターメリックを使うと少し味が加わるだけでなく黄色い色みが出ることをお忘れなく。スープ、米料理、煮込み、ポタージュなどの様々な料理に使うことができ、さらにはデザートのプディング、ケーキ、シェイク、カスタードクリームなどにも使うことができます。

ターメリックの効果

 

1日の摂取量はおよそデザートスプーン1杯分です。

皮膚の病気には、膏薬に水とターメリック、粘土を加えよく混ぜ合わせたものを塗ることができます。これは疥(はたけ)や湿疹などに非常に効果のある方法です。

ただし、家庭療法を実践する前に皮膚科で診察を受けることをお勧めします。

 

エネルギーシェイク

下の材料をかき混ぜるだけで私たちの身体をエネルギーで満たしてくれます。

 

・牛乳、野菜飲料

・ターメリック

・熟したバナナ

・ナツメヤシ(種なし)

・アーモンド

 

特に子供、スポーツをする人、精神的、肉体的に消耗をする人におすすめです。

 

ターメリックの使い方

ヒンドゥージュース

香辛料の効果を存分に発揮した美味い健康的な飲み物は、次の材料で作ることができます。

 

・牛乳、野菜飲料

・ターメリック

・シナモン

・生姜

・スターアニス

・レモンやオレンジの皮

・はちみつ

 

これらのスパイスと牛乳もしくは野菜飲料を(1ℓにつきデザートスプーン1杯ずつ入れる)10分間煮立たせて、そのあと火を止めて10分間寝かせます。そのあとしっかり濾して、冷蔵庫に入れます。温かいままでも飲めますし冷たくしても飲めます。

ターメリックを使ったレシピ

ココナッツとターメリックのプディング

このプディングはコレステロール予防のため卵は使いません。材料は次の通りです。

 

・ココナッツミルク

・寒天

・ターメリック

・リュウゼツランのハチミツかシロップ

 

寒天と牛乳を沸騰させてリュウゼツランのハチミツかシロップとターメリックを適量入れてよくかき混ぜます。沸騰してきたら、かき混ぜるのをやめ2分間待ってから火を止めます。容器に入れて、常温になったら冷蔵庫に入れてください。3時間後には食べられると思います。盛り付けの時に粉ココナッツを振りかけてデコレーションしてもよいでしょう。


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  • ・Prasad, S., & Aggarwal, B. B. (2011). Turmeric, the Golden Spice: From Traditional Medicine to Modern Medicine. Herbal Medicine: Biomolecular and Clinical Aspects. https://doi.org/doi:10.1201/b10787-14

  • ・Gupta, S. C., Sung, B., Kim, J. H., Prasad, S., Li, S., & Aggarwal, B. B. (2013). Multitargeting by turmeric, the golden spice: From kitchen to clinic. Molecular Nutrition and Food Research. https://doi.org/10.1002/mnfr.201100741

  • ・Anand, P., Sundaram, C., Jhurani, S., Kunnumakkara, A. B., & Aggarwal, B. B. (2008). Curcumin and cancer: An “old-age” disease with an “age-old” solution. Cancer Letters. https://doi.org/10.1016/j.canlet.2008.03.025


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