生きることと働くこと /仕事のための人生ではありません。

生きることと働くこと /仕事のための人生ではありません。

最後の更新: 21 10月, 2018

本当に好きな仕事を探さなければ」とよく耳にするものですが、これは好きなことが仕事であれば、楽しく生きていけるからと言う考えからの発言です。

しかし、生活を支えるために、好きでないことを職業としたり、時には自分の適正には合わない仕事をしている人も少なくはありませんん。

好きではない仕事や自分に向いてないと思う仕事を行う職場環境で一日のほとんどの時間を過ごすと、遅かれ早かれ心の健康を失ってしまうリスクが高まりますし、心の健康は私たちの体の健康にも影響を及ぼします。

 合わない仕事をしている時間はありません。

できる限り、自分の適性や能力にあった仕事、そして得意分野であり自分が充実感や満足感で満たされる仕事を見つけるべきです。

本記事では生きるための仕事ではなく、自分に合う好きな仕事について考えます。

仕事をする時間、生活をする時間

3x8時間の理論」とは、一日を3つの8時間に分けて、仕事、楽しみの時間、そして休息や睡眠時間に充てるのが理想という理論です。

しかし、残業などにより仕事の時間が超過して、私たちの生活に欠かせない楽しみの時間や睡眠時間が不足する人が増えています。

仕事や複雑な環境に直面した時に見られる人物像や仕事に対する考え方は、以下の3つに分類されます。

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1.自分の仕事が嫌いな人

最初のグループは、どのような状況になっても「自分の仕事が嫌い」な人です。

多くの異なる要因が仕事が嫌いになった原因となります。

例えば、上司からの指示や指導が十分でなかった、自分の仕事が正しく評価されなかった、そして過剰労働など無理に働かされたなどがその例です。

また競争やプレッシャーの多い環境が、ストレスや不快感を生み出し、仕事が嫌いになることがあります。

 

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2.やらなければならないことをしている人

多くの人がこのグループに属するでしょう。

「仕事とはやらなければならないもので、義務として行なっている」パターンですが、このグループに属する人は、毎日同じことを繰り返す義務として行う仕事により、よりよい生活を夢見ることや、何か目的を達成するために仕事を頑張るといった考え方や生活からは遠ざかります。

  • 耐えきれないような不快感がなかったり、「仕事が嫌い」までの感情はない場合、毎日の仕事を日課として淡々にこなす毎日なので、このグループの人は充実感に満ちた心などを失います。
  • 毎日の生活や職場での環境に対して「息がつまる」と考え始めると、人間として個人的な満足感を得られず、最終的にストレスや不安を感じます。
  • 仕事が「ルーティーン」となるため、仕事を「自分が活躍できる場所」や「自分を誇らしく思う場」とは考えなくなります。その結果、個人差はありますが、うつ症状などを発症する人もいます。

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3.自分のしていることが好きな人

このグループに属するのは仕事に生きる目的を見つけた人たちです。

人生、そして仕事に目的を持っているということが、前述のグループとの大きな違いです。

この第3のグループに属する人にとって、仕事は義務ではなく、むしろ人生の目的を与えてくれるものなのです。

  • 仕事とは、個人的な満足感を得るだけでなく、周りの人の生活を改善するためのものでもあります。
  • 自分の価値を見出せる媒体や環境を自分の「仕事」にすることができたとても幸運な人たちです。。
  • 「ヴォケーション(天職)」という言葉ははラテン語を起源としています。元来の意味は、「自分の思いを行動に移す内面からの呼び声」です。
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遊牧民のようなノマドから知識のある自由人であるノウマッドへ

現在の移り変わりが激しく複雑な社会において、新たな労働層が現れてきています。

それが「知識(Know)」と遊牧民である「ノマド(Nomad)」という言葉からの造語「ノウマッド(Knowmad)」という言葉で定義される人々です。

  • ノウマッドは、若い人の中にも年をとった人の中にも存在し、他人に役立つことをしてそれをシェアしたいと思っている人です。
  • ノウマッドは仕事が自分の情熱であると思っていますが、指示や指導を必要とせず、自主的にその仕事をこなせていけます。
  • この人たちは、つながりを大切にします。個人的なつながりでもあるし、現実的な意味でのつながりでもあります。こういったつながりこそが、仕事をする上での最高の場所だ(つまり物質的な場所を問わない)と認識しています。
  • ノウマッドは自分の自由を大切にします。情報を知識をして取り入れることができ、幅広く活用することができます。常に学ぶという姿勢をもっていて、落ち着くことはありません。失敗も、新たな知識を得る元と理解しているため、恐れてはいません。
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