1日の最初のコーヒーは/何時に飲んだら1番効果的?

1日の最初のコーヒーは何時に飲んでいますか? たいていの人は朝起きてすぐ飲んでいるのではないでしょうか。でも最近の研究によると、コーヒーは体内のコルチゾール値が下がるまで少し待ってから飲む方が効果が大きいのだとか。一体どうしてでしょう?
1日の最初のコーヒーは/何時に飲んだら1番効果的?
Maricela Jiménez López

によって書かれ、確認されています。 医者 Maricela Jiménez López.

最後の更新: 29 10月, 2018

1 日の最初のコーヒーを何時に飲んでいますか?

眠気をさまし、エネルギーレベルをアップして元気に1日を始めるためには、まず「朝起きてすぐコーヒーを飲む」と言う方が多いと言えます。

しかし最新の研究によると 1 日の最初のコーヒーは朝起きてすぐ飲まない方がよいらしいと報告されています。

一体どうしてでしょう? 

起きてから数時間後に飲むのが効果的

布団から出たらもうそこには、忙しい1日が私たちを待っているため、 まず頭にカフェインを送り、体内の様々な「機能」のスイッチをオンにしなくてはいけません。

「コーヒーの香りで1日が始まる」毎日を送っている人にとって、 数時間待ってからコーヒーを飲むほうがいいと言われても、ピンとこないかもしれません。

しかし、朝の起床時刻から少なくとも 2 時間待ってからコーヒーを飲む方がいい、という主張にはいくつかの理由があります。

1. コルチゾール値とコーヒー

 

米国在住のスティーブ・ミラー博士は、科学ブログ『NeuroscienceDC』にいくつかの研究を発表した後、朝起きてすぐ飲む最初のコーヒーは、あなたが思っているほど効果的ではないと説明しています。

その理由は、私たちの概日リズムとコルチゾールにあります。

概日リズムは私たちの睡眠習慣を管理するほか、「ストレスホルモン」とも呼ばれ、私たちの目を覚ませる役割を果すコルチゾールの分泌量を調整します。

朝私たちが目を開いて起き上がるとき、コルチゾールが働き始めます。

実際、概日リズムに関する他の研究が明らかにしているように、コルチゾールの働きが最も活発なのは朝の 8時から9時の間です。

2. コーヒーと頭痛

1日のこの時間帯にコーヒーを飲むことは、身体が自然にある覚醒レベルに達しようとしているときに刺激物を摂取することになります。

ミラー博士が説明するように、身体が必要としないとき、薬を飲むのはよい考えではない、ということは科学がはっきりと実証していることです。

コルチゾール値が少し高くなっているときにコーヒーを飲むことで、頭痛を体験する人がいます。

つまり、体内が過負荷の状態となり、不安感が増すだけでなく、逆に疲れや頭痛を感じるケースがあります。

もちろん、すべての人の身体が同じように反応するわけではありません。

1番でコーヒーを飲んでも平気な人もいますが、起きてから数時間という時間を置くことで、コーヒーの効能を活用することができると言われています。

こちらもお見逃しなく:コーヒーをより健康的に飲む方法

コーヒーを飲むのに最適の時間帯は午前9:30〜10:30!

コーヒーを飲むのに最適な時刻は、起床時間によって異なりますが、起床から1時間〜2時間が経過すると血液中のコルチゾール値がやや低下するため、カフェインを取り入れるには最適の状態になります。

繰り返しになりますが、朝起きてすぐ、つまり コルチゾール値が最高のときにコーヒーを飲むと、カフェインに対する耐性ができ、 言い換えれば、コーヒーの効果を感じなくなる結果になる可能性があります。

つまり、コーヒーを飲んでもすぐに次の1杯コーヒーが必要だと感じるようになり、いくら飲んでも飲み足りないと感じる危険もあります。

またミラー博士の記事には、1日のうちでコーヒーを飲むのに理想的な時間帯は、 午前 9:30~11:30と午後1:30~5:00だと記載されています。

朝起きたらまずは、生ジュースと適量のタンパク質・食物繊維を組み合わせた朝食を食べ、2時間ほど待ってから、その日最初のコーヒーを1杯飲むというのはどうでしょう?

特に、朝起きてすぐにコーヒーを飲むと頭痛がする人には、2時間程度待つこの方法をおすすめします。

この方法を活用すれば、朝から頭がすっきりし、仕事などの効率も上がり、元気いっぱいで1 日を送るのに役立ちます。

さっそく試してみませんか?


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。



このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。