ヘンナ:ヘルシーな/天然ヘアカラーリング剤

ヘンナ(またはヘナ)の染料は、ヘンナの葉を乾燥させて粉末状にして作ります。ニュートラルヘンナ(色のないヘンナ)は、髪のトリートメント剤として使われます。
ヘンナ:ヘルシーな/天然ヘアカラーリング剤

最後の更新: 27 10月, 2018

ヘンナ(またはヘナ)は、髪を染めるだけでなく、髪にハリとコシを取り戻してくれる100%天然のカラーリング剤としての効果があり、市販のカラーリング剤のように髪を傷めることがありません。

今回は、ヘンナの効用と髪の染め方、購入方法についてお話します。

ヘンナって何?

ヘンナは、ミソハギ科の常緑低木(学名:Lawsonia inermisのアラビア語名で、赤っぽい色の天然染料の原料となるハーブです。

ヘンナの染料は、葉を乾燥させて粉末状にして作ります。この粉を溶かしたものを髪にぬってカラーリングに使うほか、ヘンナタトゥーと呼ばれるボディペイントとしても利用できます。

ヘンナのヘアケア効果

ヘンナは100%植物性。添加物が入っておらず、髪に次のような効用があります:

  • 色が落ちたり褪せたりしにくい。
  • 髪を自然な色に染める。
  • 髪にボリュームとコシを与える。細毛や、傷みやすい髪の人にピッタリ。
  • 髪にツヤと明るさを与える。
  • 色が3ヶ月近く持つ。ゆっくり褪せていくため、色褪せが目立たない。
  • 白髪をカバーする。
  • ヘンナ自体は赤っぽいが、他の植物と組み合わせて、いろいろな色あいを作り出すことができる。ニュートラルヘンナは、色素を含んでおらず、ヘアトリートメント剤として使われる。
  • 好きなだけ、何回でも使える。
髪

市販のカラーリング剤の危険性

ヘンナを使うと、天然製品で髪にやさしいというだけでなく、過酸化水素とアンモニアを含む市販のカラーリング剤の弊害を避けることができます。

この2つの化学薬品は、髪を傷め、長く使っていると以下の症状を引き起こす危険があります:

  • 頭皮のかぶれ
  • 髪の自然な脂分のバランスをくずし、髪が乾燥したり逆に脂っぽくなる
  • 抜け毛
  • 細く、切れやすい、傷んだ髪
  • 枝毛

こちらの記事もご参考に:ヘアカラーを自然に取り除く4つの方法

ヘンナをどうやって使うの?

どんなときでも、製品についている使い方説明書に従いましょう。

一般的なステップを挙げると…

  • ヘンナの粉にレモンのしぼり汁を加えて、なめらかなペースト状にします。レモン汁を使うと、染料が定着しやすくなります。
  • 容器にラップをかぶせて、最低8時間置きます。夜のうちに作っておくと、翌朝使うことができます。
  • 髪をていねいに洗います。コンディショナーは使わずに、タオルで水分をとります。
  • 髪を小分けにし、根元からペーストを塗っていきます。髪全体に塗りましょう。
  • 全体に塗り終わったら、髪をラップで包み、その上にタオルを巻きます。
  • そのまま1時間、またはあなたが使っている製品の使用説明書に指定している時間、放置します。
  • その後、いつものとおりに洗髪します。

前述のようにヘンナは肌を染めるのにも使われます。

そのため、ヘンナで髪を染める際には必ず手袋を装着してください。

そのままヘンナを触ると、あとで洗い流そうとしてもなかなか落ちません。

また、額に染料がつかないようにするには、最初に生え際にワセリンを薄く伸ばして塗るのがおすすめです。

衣類についた時もシミになることが多いため、十分な注意が必要です。

ヘンナ

どこで買えるの?

ヘンナは、薬局や自然食品店、百貨店などで売っています。通販も利用できます。

購入の際は、化学成分が入っていない、100%オーガニックの上質のヘンナを選びましょう。

ヘンナを原料の1つとして載せている製品がたくさん出回っていますが、100%天然成分ではないものがほとんどなので、100%天然のヘンナの粉末か、それともただ成分の1つとしてヘンナを使っているだけなのかをラベルから注意深く見つけてください。

写真は、Miss Pupik様と Jade様のご好意で使用させていただいています。


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