不安神経症に効く食品

不安神経症に効く食品

によって書かれた Ekhiñe Graell

最後の更新: 15 12月, 2022

不安神経症は薬物治療以外にも、食生活を含む生活習慣の改善によって治すことができます。

不安神経症に有効な食品もありますが、逆に不安神経症の原因になる食品もあります。

つまり、適切な食品を選んで摂取すれば症状を大幅に改善することができ、気分の向上も期待できるでしょう。

本記事では、不安神経症に有効な食品についてご説明します。

避けるべき食品

不安神経症に有効な食品はありますが、逆に悪い影響を与える食品もあります。大切なのは悪影響を与える食品を摂取しないことです。

例えば、揚げ物、高GI値(GI=食後血糖値の上昇度を示す指標)の炭水化物を含む食品、精製糖(不純物を取り除いて再結晶化して作る糖。グラニュー糖、白ザラ糖など)、アルコール飲料などです。

不安神経症の程度によって摂取してよい場合と悪い場合がある食品があります。

心拍数を上昇させて発作を誘発する恐れのあるコーヒーは、パニック発作がある場合は避けるべきです。

その一方で、パニック発作のない一般的な症状の場合にはコーヒーは非常に有効です。少量のカフェインは、ストレスを軽減し、気分を向上させる効果があります。

コーヒーは不安神経症に効く場合がある一方、害になる場合もある食品なのです。

不安神経症に効く7つの食品

全粒穀物

グルテン過敏症でなければ、全粒粉パスタや全粒粉パンなどの全粒穀物は有効です。

全粒穀物には、次のような不安神経症に有効な成分が含まれています:

  • マグネシウムを多く含んでいる:マグネシウムの欠乏は不安神経症の原因になる。
  • トリプトファンを含んでいる:トリプトファンはセロトニンに変わって神経伝達物質を鎮静化させる必須アミノ酸の一種。
  • 活力を向上させ空腹を抑える:不安神経症を症状を緩和するのに重要な要素である。

このように全粒穀物は不安神経症に非常に有効で、現代の食生活に不足しがちな栄養素を含んでいる食品です。

海藻

海藻

海藻は全粒穀物と同じように、栄養価が高く、マグネシウムやトリプトファンを多く含んでいます。

グルテン過敏症の人にとって、海藻は全粒穀物の代替食品になります。

ブルーベリー

ブルーベリーは、スーパーフードとして知られている果物です。

  • ビタミン、ファイトニュートリエント(植物栄養素)、抗酸化物質を豊富に含み、ストレスの緩和に非常に有効です。
  • ブルーベリーと同様の鎮静効果のある栄養素を含む桃もおすすめです。

アサイーベリー

マスコミにも頻繁に取り上げられる最新のスーパーフードであるアサイーベリーには、ブルーベリーと同様に、豊富なファイトニュートリエント(植物栄養素)と多くの抗酸化物質が含まれています。

アーモンド

アーモンド

アーモンドは、精神状態を安定させるために重要な成分である亜鉛や、鉄分、健康的な脂肪を含んでいます。

健康的な脂肪はバランスの良い食生活に重要な要素です。また、鉄分の欠乏は脳の疲労の原因になり、この脳の疲労が不安神経症を引き起こしたり、エネルギー不足につながる恐れがあります。

チョコレート

砂糖やミルクが添加されていない純粋なチョコレートは、不安神経症やストレスを和らげるのに有効です。

チョコレートには、不安神経症を引き起こすストレスホルモンであるコルチゾールを減らす働きがあります。また、気分を高揚させる化合物も含まれています。

マカルート

マカ

マカルートは日常あまり馴染みのない食品ですが、ペルー原産のマカというアブラナ科の薬用植物の根を、摂取しやすいように粉状にしたものを「マカルート」と呼びます。

マカルートの粉末は、食べ物や飲み物に混ぜて摂取します。

  • マカルートにはファイトニュートリエント(植物栄養素)であるマグネシウムや鉄分が他のどの果物や野菜よりも多く含まれています。
  • これらの栄養素は不安神経症を抑制する効果があります。
  • マカルートはまた、持久力や活力を増進するためにもよく使用されています。

不安神経症やストレスに効く、その他の食品

不安神経症やストレスを治すためには、健康的な生活が非常に大切です。中でも、水分の補給は重要な要素のひとつです。

研究によると、脱水状態は持続性ストレスを持つ人の 25 %に悪影響を与え、不安神経症も悪化させます。

ストレスを緩和するために有効な食品は、マグネシウム、ビタミンB12(また、その他のビタミンB群)、亜鉛、抗酸化物質などを含む食品ですが、パッションフラワーのようなハーブサプリメントも不安神経症には有効だと言われています。

不安神経症を食生活で抑制する

ここまでお話してきたように、食物で不安神経症を治療することができるのです。

食物は、私たちの体内に必要なビタミンや栄養素を供給して心身を鎮静化します。そして活力を増進して、気分を向上させます。

不安神経症によい食品を組み合わせたバランスのとれた食生活を心がけ、揚げ物や不安神経症によくない食品は摂らないようにしましょう。

自分自身と向き合い、専門家の元に治療しに行くことが重要です。

特に、不安神経症が日常生活や生活リズムに支障をきたしている時はすぐに医師に相談してください。


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このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。